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2009年 03月 17日
2008年秋から書いてきたこのブログ「タイプディレクターの眼」は、もっと多くの人に見ていただけるよう、デザインの現場オフィシャルブログ として生まれ変わることになりました。ここに書いた内容のうち、いくつかは新ブログに引っ越します。
新しいブログでは、もっと頻繁に更新しますので、お楽しみに。 # by typedirector | 2009-03-17 04:47
2008年 12月 03日
FF Acanthus がアドベントカレンダーに使われていました。実はツァップさんの誕生日パーティでこれを持ってきた人がいたので、それで初めて分かって、うちでも買ったんです。
![]() ![]() 普通は24の扉があって、クリスマスイブまで一日ひとつ扉を開けていくのを楽しみにするわけですが、これの場合は26まで。アルファベットの文字数と同じです。 タイポグラフィ関係の書籍でおなじみの Verlag Hermann Schmidt から出ています。これはカレンダーの裏側。「アドベントカレンダーは子供向けのものばかりでいいのか?」みたいなことが書いてある。 ![]() ![]() 2008年 11月 08日
更新が遅れましたが、10月にロンドンに行ってたときの写真です。
ロンドンのピカデリーサーカスからすぐのところにある「ジャパン・センター」のウインドウに見事な寄席文字の「寿」の文字が。これは今年春からロンドンに文化交流使として滞在している、橘右門さん の文字です。 ![]() 10月11日の土曜日、ロンドンの日本料理屋さんの店内を借りて寄席文字ワークショップがありました。私も参加するので声をかけたところ、 河野英一さん (ロンドン交通局の New Johnston のデザイナー、マイクロソフトの Meiryo の監修でおなじみ)、 ジェラルド・フロイスさん (英国カリグラフィ界の重鎮で、 エドワード・ジョンストン財団 の会長)や英国でプロのカリグラファとして活躍中の日本人ふたり、ロンドンで働くデザイナーのご夫妻も参加して、まるで夢のような顔ぶれ。 これはフロイスさんに寄席文字を指導する右門さん。私もちょっとだけお手伝いしました。 ![]() ワークショップ後は別の日本料理店で新鮮な魚をいただきました。フロイスさんが、最初お刺身に手をつけるかどうか迷っていたのですが、恐る恐る食べて、「これなら食べられる!」と大喜びでした。面白い会になりました。 ちなみに、エドワード・ジョンストン財団の名誉顧問でもあるヘルマン・ツァップさんは今日90歳です! 私からのツァップさんへの誕生日カードは、いつも寄席文字です。 2008年 09月 28日
ロシアのサンクト・ペテルスブルグでの ATypI 書体コンファレンスに参加してきました。
出発直前の9月12日に、会社の引越完了祝いのパーティがあって、そこに来てくれたヘルマン・ツァップさん夫妻、ウェルナー・シュナイダーさんと話をしたら、ちょうど私が行く週にサンクト・ペテルスブルグの美術アカデミーというところでカリグラフィ展を開いていて、彼らの作品も展示されているというので、時間を作って行ってきました。 ネバ川のほとりで、コンファレンス会場からは歩いて40分。地下鉄を使おうかと思ったけど駅からかなり遠いので歩きにした。 ![]() ![]() 美術アカデミーの建物の前に停まっていたバスの脇に Zapfino もどきのロシア語書体が。これは Alexandra Zeferino という名前の、いわゆる Zapfino のクローン版です。 ![]() 建物の中はドラマチックと言うか幻想的というか、そういう妙な演出になってました。階段の踊り場には自動演奏のピアノが置いてあるとか、そういうふうです。展示室ではスモークたいてました。たきすぎて一瞬手探りで会場を歩かなくてはいけないことも(笑)。 ![]() ![]() これはシュナイダーさんの作品。人が多くてなかなかとぎれない。来館者の多さは私の予想をはるかに超えてました。 ![]() もどってきてツァップさんに電話でこのカリグラフィ展のことを話した。作品ありませんでしたよ、といったら、作品は送ったけど展覧会には届かなかったということだった。じゃあ送り返されたんですか?ときいたら返っても来ないそうで、心配されていた。 2008年 09月 13日
ここでは、欧文書体の使用例とか、ちょっと印象に残った風景とかを集めます。系統だてたりしないで適当に付け足していくスクラップブックです。
私は書体デザイナーで、ドイツのライノタイプ社でタイプディレクターとして働いています。つまり書体デザインの監督です。プライベートの時間を使って本や雑誌の連載も書いています。 ![]() 私の2冊目の本『欧文書体2』の前半で、ヨーロッパやアメリカで私が見つけた書体の印象的な使用例をたくさん紹介したら、評判がいいらしいんです。だったら、もっとたくさんの例をお見せしようということで始めます。出かけたときに印象に残ったものを写真に撮ってのっけます。持ち帰ったパンフレットなども。自分の書体が使われていれば、それだって目にとまるので、手前味噌ですがそれも載せます。「教科書」を目指していません。気楽にご覧ください。 雑誌『デザインの現場』で「欧文書体 Q&A」という連載をしていたときに、日本のデザイナーからの「Futura=ナチスの書体」って本当ですか?という質問を受けて驚きました。えっ? 日本の「タイポグラフィ」ってどうしちゃったの? という感じです。その噂について欧米の書体デザイン界の著名人やイスラエルの人に聞いたらびっくりされたことや、海外で問題なく使われていることを発信するのが目的で、ブログ「ここにも Futura 」 をつくりました。あちこちで見かける書体 Futura のスクラップブックです。そうしたら、たくさんの人に見て頂きました(一日の訪問者は最多で200人超、2008年9月14日現在の訪問者数が16146)。 Futura の噂は極端ですが、海外の事例を見る機会が増えれば、そんな思いこみや噂が本当じゃないことに気がつくでしょ? タイポグラフィは恐いものである、なんて思いこんじゃった人に、そうじゃないんですよ、と言いたいんです。 なお、無断で転載しないようお願い致します。 2008年 09月 13日
この書体は私が欧文書体設計家になるきっかけでした。1994年からコツコツつくって改良を重ねて、97年にほぼ完成して、しばらくは放っておいたんです。1997年末にアメリカの大手書体メーカー ITC 社の書体コンペティションがあったのでそれに応募しました。自分を宣伝する良いチャンスだと思ったので。翌98年春に届いた結果は、本文部門で一位、コンペティション全部門でもグランプリというものでした。これはその時の雑誌『U&lc(アッパー・アンド・ロウアーケース)』での結果発表の記事。
![]() 使用例です。米国の雑誌『Reason』、アートディレクションはエリック・シュピーカーマン。彼も Clifford のファンです。 ![]() ![]() これはベルギーの美術学校でワークショップを開いたとき、そこのホテルで見つけた展覧会のパンフレット。残念ながら時間が無くて展覧会には行かれませんでした。 ![]() 子供向けの本。古代ローマのことを解説しています。タイトルも本文もすべて Clifford で組んでありました。 ![]() ![]() 2008年 09月 13日
2008年1月、ドイツのハンブルクの本屋で見つけた、『Fashion Slaves』(ファッション奴隷)というタイトルのペーパーバック。s のところにハンドバッグが引っかかってる。
![]() 2008年 09月 13日
2008年3月、イタリアのローマに行ったときに見つけました。フィウミチーノ空港での広告です。
![]() ![]() 2008年4月と8月、スイスのベルンで見つけた子供向けのワークショップのパンフレット。 ![]() ![]() 2008年 09月 13日
日本の一部の人は「Univers はオランダを思わせる書体で、スイスでは使わない」と思っているらしいというのを、あるブログで見ました。この書体のデザイナーはスイス生まれのアドリアン・フルティガーさんで、フランスの活字会社に招かれて、この書体を1957年に発表しました。それが、なんでオランダ...? 変なの。スイスでも、もちろん使われてますよ!
これはアドリアン・フルティガーさんと書体の制作をするためにスイスのベルンに行っていたときに見つけたもの。 bls というのはスイスで最大の私鉄です。 ![]() bls の時刻表の表紙も Univers です。 ![]() ベルン市の教育・スポーツ局の入り口。ガラスが局面になっていてちょっと分かりづらいかもしれませんが、間違いなく Univers です。 ![]() 2008年 09月 13日
スイス、ベルン市の郊外にある Zentrum Paul Klee(パウル・クレー美術館)の売店で。 「Paul Klee」の部分が、Acanthus Open です。
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